斑入り、複色の植物を英語表記だとバリエガータと言いますが日本語だと「錦」と呼ばれます。
錦とは、2色以上の糸で模様を織り出した高級な織物のこと、彩りが美しいことを指します。
同じ植物でも錦の方が高価になる傾向です。

ハオルチア 万象錦です。
ハオルチアの中でも万象はゆっくり成長します。円柱状の葉とスパッと切ったような窓がおもしろく、魅力的です。まだ2センチくらいの小さい株ですが、斑の入りが美しい。

アストロフィツム 兜錦です。
黄色の斑がまばらに入るものも多いですが、この子は2パート部分黄色の錦です。
先日兜錦の種を13粒撒いたので、順当に育てば13種類の錦が見られるはず。成長だけでなく柄ゆきが楽しみなのは錦を育てる醍醐味です。

パキポディウム 恵比寿笑です。
これは不斑入りではありませんが、かわいいので載せます。まだ2号ポットがちょうどいいくらいの小ささです。大きくなると表情が変わります。
植物をいろいろ育て始めると、長く付き合えるものがいいなと思うようになります。
葉や花だけでなく茎、形状の変化を見たいという感じ。どっしりとしたもの、経年を魅力にできるものをそばに置きたいというか。こういうことを楽しめるようになったのは、ある程度自分自身も腰を据えて歳を取っていく構えができたのかも知れないと思うことがあります。