2021年はバラを育てよう。ネットで買える!1輪だけで存在感、アーティスティックな絞りバラ11選

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2021年はバラを育てよう。1輪だけで存在感、アーティスティックな絞りバラ

デルバールのペインターシリーズ

バラは登録されてるだけでも4万種以上の品種があると言われています。
いろんな品種がある中でもユニークな絞り柄のバラをご紹介します。
フランスのデルバール社は、ペインターシリーズといって、印象派の画家の名前をつけた絞りバラの品種を出しています。
なんとなくその画家の作風と花の色合いを合わせているところがユニーク。
さすが芸術の国フランス。アイデアが粋ですね。
どんな画家のバラがあるのか見ていきましょう。

クロード・モネ

↑これは我が家のクロード・モネです。

ピンクに柔らかいイエローの絞りが入ります。
この色みも春には淡く、秋には濃く出ます。写真は春の花。
1輪1輪違っているのが面白いところです。
花びらをこれでもかと重ねたロゼット咲きの中輪。
ネットショップでは強香種と書いているところが多いですが、育てている感じだと中香くらいです。前の記事で紹介した特に香りがいい品種と比べると。
穏やかなローズに少しスパイスを感じる香りです。花持ちもいいです。

真夏にも咲こうとする強さで、秋まで休みなさいと夏場は花芽を切って休ませます。病気にも強く、鉢植えに向くコンパクトな樹形です。とげは多めです。

モネは印象派の創設者です。「自然に対して自分が認識した感覚を表現する」という基本的な印象派の哲学を一貫して実践した画家です。
浮世絵に影響を受けたこともあって、絵の中には日本風の橋が描かれたりもしていますが、これはモネが自宅の隣に作っちゃった日本風庭園「水の庭」。日本の植物もたくさん植えられました。

ジヴェルニーの日本の橋と睡蓮の池 1899年 出典:Artpedia

エデュアール・マネ

こちらはマネです。
淡い黄色に明るいピンクの絞りが華やか。モネと配色は似ていますが、もっとパキッとした感じですね。 中大輪のカップ咲きで、花弁の先に時折切れ込みが入ります。
甘いフルーツの香りも魅力。 刺が少なく、しなやかな枝がよく伸びるので、アーチやフェンスなどの仕立てに向きます。
四季咲き性で病気に強く育てやすいバラです。

近代絵画の父呼ばれるマネ。
「草上の昼食」「オランピア」などが有名です。
聖書や神話の題材ではない人間の裸、娼婦を描いたことからスキャンダルにもなりました。都市の生活風景を描いた作品が多くあります。

草上の昼食 1863年 出典:Artpedia

モーリス・ユトリロ

フリル状の真紅の花びらに黄色と白の絞りが入るインパクトのある花。
モス(苔)のような深い芳香とマットな深い緑色の葉が花を引き立てます。
春から秋まで繰り返しよく咲き、株のまとまりがいいので鉢植えにも向きます。ややとげが多いですが、生育旺盛で耐病性、耐暑性も強く育てやすい品種です。花もちも◎。

ユトリロは精神病の治療の一環として20歳を過ぎてから母親のすすめで絵を描き始めた画家です。ユトリロの母ヴァラドンは美術モデルをし、ロートレックやルノワールのモデルを務めたこともあり、自身も絵を描いていました。


ユトリロは生涯アルコール依存に苦しみましたが、白をベースとした風景画の数々は高く評価されました。

モンマルトルのノルヴァン通り 1910年 出典:Artpedia

エドガー・ドガ

丸弁の花びらにローズ色と白またはクリーム色の絞りが入ります。花芯の黄色とのコントラストが華やかで、フリルの入ったセミダブルの花びらがひらひらと重なるドガ。
強健で病気に強いので初心者の方でも大丈夫。香りは微香。
横に広がるので、地植え向きですが、コンパクトにまとまるので、鉢植えでも大丈夫です。

ドガはバレリーナの絵をたくさん描いています。
舞台上だけでなく、舞台袖や練習風景など、スナップで撮った瞬間のような躍動感のある踊り子の姿を捉えました。バラの花びらのフリルはバレリーナのチュチュを思わせますね。

花のブーケとダンス 1878年 出典:Artpedia

マルク・シャガール

やさしいピンクに白の絞りが入る大輪のシャガール。カップ咲きからロゼット咲きに変化します。明るい緑の葉と相まってとても存在感のある株。
香りは中香で、ローズに桃が合わさる穏やかなフルーツ香。
樹形はまとまりやすく鉢植えにも向きます。耐病性が極めて強く初心者にも育てやすい品種です。

シャガールは、前衛的な表現と自身のルーツであるロシア系ユダヤ文化を融合させた作風で高い評価を受けました。浮遊感のあるファンタジックな人物画が印象的です。
パリ・オペラ座の天井画はシャガールの手によるものです。

誕生日 1915年 出典:Artpedia

ポール・セザンヌ

切れ込みの入る花びらに、明るい黄色としっとりとしたピンクの絞り。
ころんとしたカップ咲きが印象的な人気品種です。
ローズにレモン、ベリーのフルーティーな要素が合わさる強香種です。
樹はしなやかでトゲも少なく、鉢栽培にも向きます。
個性的な花色と美しいカップの花形、芳香の三拍子揃ったデルバールを代表する品種のひとつです。

セザンヌはゴッホ、ゴーギャンと並ぶ3大後期印象派ひとりです。
セザンヌは人生を通じて、最も正確に世界の写し取れる表現方法を見つけることに苦心しました。その結果、単純な形態と平面的な色合いの作風を自らのものとした画家です。

サント・ヴィクトワール山 1887年 出典:Artpedia

カミーユ・ピサロ

黄色と白、のちにピンクのグラデーションがかる地に、細かくルージュの絞りが入ります。
丸弁高芯咲きのバラらしい咲き姿、コントラストの強いひときわ鮮やかな花色と光沢のある葉が印象的です。
ローズにりんご、アーティチョークが感じられる中香種。
コンパクトで鉢植えにも向いています。

ピサロは自然豊かな田舎の風景を愛し、農村の風景画を多く残しています。
学生たちには風景を描くときに「空、水、枝、大地を同時に描き、すべてのものを対等に置き、自分が納得するまで何度も修正すること。最初に感じた「印象」を失わないことが重要なため、おおらかにまた躊躇なく描くこと」と教えました。

白い霜 1873年 出典:Artpedia

その他デルバールの絞りバラ

ペインターシリーズではないですが、デルバールのその他の絞り品種です。

ピンクインテューション

淡いピンクと濃いピンクとの絞りが入ります。
バラらしい剣弁高芯咲き。
中香でコンパクト鉢植えにも◎

レッドインテューション

上のピンクよりも濃い真紅の絞りが印象的。
端正な高芯剣咲き。花もちがいいので切り花にも向きます。
微香です。

ギーサヴォア

軽く波打つ赤の花弁にピンクの絞りが入る中~大輪。
3~5輪の房になって咲きます。
柑橘系のフルーティーな香りにバニラの香りが加わる中香種。
耐病性が強く、生育は非常に旺盛。
太くしっかりしたシュートが発生する大型種。花後の切り戻しも冬剪定も深めに処理すれば大き目の鉢でも育てられます。

クレイジートゥー

元々は切り花で人気品種でした。そのガーデン品種です。
淡いピンクのフリルがかった丸い花びらに濃いピンクの絞りが挿す個性的な花です。中香程度ですが香りも良く、コンパクトで鉢植えにも向きます。

絞りのバラは1苗あるだけでも、変化を楽しめます。
家にいる時間もバラと一緒に過ごしていると少し豊かなものになりますよ。
好きな画家のバラをそばに置いて咲かせてみることで、絵を見るのとはまた違う感覚で芸術と毎日が関わってきます。花をきっかけにもっと絵を知りたくなったりする。そんな仕掛けをたくさん作ると人生はどんどんおもしろくなっていきますよ。

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畑山 紫
ライター

畑山 紫
(はたけやま むらさき)
ライター。植物とお茶、香りのするものが特に好き。
ビザールプランツの実生記録を主に投稿していきます。

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